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Sexaholics Anonymous
セクサホーリクス・アノニマス

Q&A

SAにつながろうとする人やSAに興味をもっていただいた人から寄せられる疑問、参加したばかりのメンバーがよく持つ疑問についてまとめました。SAメンバーの誰もが、同じような疑問を持ちながらグループに参加しました。参加希望を決定するときの資料になれば幸いです。

なぜ自慰 ( =マスターベーション=アダルトビデオ・サイトやアダルト商品を購入すること ) まで問題視するのですか?
 それが性依存症者にとって、連続したアクティングアウト(嗜癖を行動化すること)のきっかけになるからです。
  私たちの社会は、人間の欲求を認めてそれを満たすための商品を売買して発展してゆくことを前提としています。アダルトビデオやアダルト商品を買い、またはそのようなサイトにアクセスし、それらを見ることそれ自体が問題とは思いません。また、あなたがどのようなことを考え望もうとも、それが内心に留まる限りは自由です。
  しかし考えていただきたいのです。どんな欲求も思い描いているうちにいずれ実行してみたくなるということを。私たちの欲求というのは、それがどのような種類のものであれ、遅かれ早かれ進行し、やがて嗜癖に陥ることになります。
  私たちはアダルトビデオなどを繰り返し見ることで、そこに描かれているような考え方を自分に取り込み、強化してゆき、やがては自らその対象になりたいと思いました。それゆえ、その端緒となるものは自分で選択し回避しなければならないのです。
自分はセックスアホーリク ( 性依存症者 ) だろうか?
 「20の質問」を見て、ご自身でご判断ください。
SAで知り合いに出会ったらどうすればよいのでしょうか?
 その人も仲間と同じ理由でSAにきています。その人が他人の身元を皆に明かすことはありません。SAは個人名や社会的立場を明らかにしない、無名性(=アノニミティ)を自分が望むように保つことができます。このことは私たちのグループが「無名の性依存症者の集まり」としていることの大きな理由です。
SAミーティングでは何をするのでしょうか?
 SAミーティングのやり方は、セックスアホーリクの仲間が自分自身のこと、つまり性の問題や習慣により自分の生き方や性格(感情的・情緒的・霊的=たましいの部分)がどうなったか、助かりたいと願ったときに何をしたか、そして今現在どのような生き方をしているか、を話したり、或いは他人のそのような話に黙って耳を傾けたりすることで共感し、分かち合いをしています。詳細は、SA文献をお読みください。
それ(ミーティングで行うこと)が自分の性の問題とどういうかかわりをもつのでしょうか?
 私たちはもう出会い系サイトにアクセスしない、風俗通いはやめるとか、いい加減に恋愛依存をやめて今度こそ本当に愛し合う相手を見つけ出す、不倫相手とは別れると自分に誓っても、或いは痴漢や盗撮、浮気はもうしませんと誰かに約束しても、守れないことは充分承知しています。
 SAの仲間は医師やカウンセラーと違い治療の専門家ではありません。セックスアホーリクが仲間の回復を手助けできる唯一の資格といえば、性的渇望に対して無力を認め、セックスやマスターベーション、不倫や不適切な性的関係、性犯罪にかかわることを一切やめているということだけですが、性の問題がある人が私たちのミーティングに来て、実際に自分の目でそれらをやめている人をみれば、回復が可能なことだと信じられるでしょう。SAは回復の可能性を自ら示しています。
どの位の期間ミーティングに通えば回復するのでしょうか?
 わかりません。回復は全く個人の問題だからです。
 性依存症は一朝一夕に陥るものではありません。あなたが何年もの歳月を経て依存症になっていったのと同様に、回復も曲がりくねった道を何年もかけ少しずつ辿ることになると思います。回復には時間がかかります。時間の長さは人それぞれです。
性的依存対象が同性です ( 性的対象が人間ではなく物です ) 。SAメンバーになれますか?
 SAでは依存対象が異性、同性、その他には関係ありません。相手が同性であっても、性的関係も含む人間関係が正しくないと感じ、そのような関係をやめたいという願望があればSAメンバーになることができます。また、物が対象であってもそれが窃盗などの犯罪につながる、もしも他人に知られたら生活が破綻するのではないかと不安で自分ではどうしようもなくなっている、助けが必要だと思っているのなら、私たちはよろこんで手を差し伸べたいと思っています。
SAのメンバーになるには?
 性的渇望をやめ性的にしらふになりたいという願いがあれば、メンバーになれます。
SAグループは他の一部12ステップ自助グループのように、何故地図を公開してないのでしょうか? 自分の個人情報を教えるのに不安を感じるのですが?
  性的な問題を分かち合う場所は、そこで話した内容や話した人の個人的な情報が外へは出ないという安全が保障されなければ分かち合うことができないと認識しています。SAミーティングは性依存症者本人で、性的渇望を止めたい願望がある方が自分の問題に取り組むために参加していただくものです。したがって、マスコミ関係者、研究目的、興味本位での参加を防ぐために現状では地図は公開しておりません。反対に会場地図を公開することは、誰でも(目的が異なる方でも)自由に参加してくることができます。参加希望の個人情報は、郵送にて資料を送ることのみに使用する情報であり、リストを作成することや、その後連絡をすることは一切いたしませんし、外部へ漏れることもありません。
SAに参加するための費用は?
 SAでは会費も月謝も必要ありません。SAグループでは通常ミーティングの最後の方でお金を集めていますが、それはミーティングやグループを維持する(会場使用費、ミーティングで使用する茶菓子、メダル・書籍購入費、チラシ等の印刷、治療・福祉機関への送付費用など)ためのものです。各メンバーはそれに対していくら献金しようとも、金額の多少は全くの自由です。
SAは宗教団体ですか?
 宗教団体ではありません。SAはいかなる宗教、宗派、政党、組織とも関係がありません。 2011年7月現在ミーティング場にキリスト教会を使用しているグループが多くありますが、条件などの都合で会場として使わせていただいているのみで、SAグループやSAプログラムとは何も関係がありません。
しかし(宗教団体ではないといいながら)このホームページやその他の案内には「神」や「祈り」という言葉が出てきますが?
 SAでの多くの仲間は、自分のセックスの問題が解決できたのは自分自身の意志や忍耐力によるものではなく、自分を超えた大きな力によるものであると信じています。そしてSAメンバー一人ひとりが自分なりにその「力」を定義づけています。それを「神」「ハイヤーパワー」と呼ぶメンバーも多くいます。またグループやミーティング自体を「力」と考えているメンバーもいます。或いは、そのような「力」を一切信じていないメンバーもいます。
 SAグループでは何かを決まりきった考え方や方法で統一しなければならないということはありません。何をどのように信じようと、または信じなくても、どのような考えでも受け入れるゆとりがグループにはたらいています。
【家族の方などより】性(セックス)依存症とは、どんな病気なのでしょうか? 資料をいただきたいのですが?
 SA-JAPANとしての資料は「資料請求」のページをご覧ください。
 SAプログラム自体についてお知りになりたいのであれば、SA文献をお求め下さい。
性(セックス)依存症の専門家・治療機関等を紹介してほしいのですが?
 SA-JAPANでは、治療機関・医師・カウンセラー等の紹介は行っていません。その他、金銭、法律問題による法律事務所や弁護士の紹介も行っていません。
SAに連絡を取るには?
 こちらのページのあて先にメールか手紙でお問い合わせください。(参加希望の場合はその旨明記してください)